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ペットと暮らすのに適した間取りや必要なこと
ペットと暮らすのに適した間取りや必要なこと
ペットを「動物」としてではなく、「人」や「家族」として接している方は多いでしょう。
昔であれば、猫や犬などのペットは、室外スペースや屋外の犬小屋で飼われるケースがほとんどでした。しかし、最近では人の生活圏内で共に過ごすスタイルが一般的となっています。

家は、あくまで人間の生活に合わせた、人間が過ごしやすい造りになっていますが、ペットを飼っているのであれば、同じ様に快適な環境を整えるべきでしょう。

人間にとっては大丈夫なことであっても、ペットが大丈夫とは限りません。
健康面に注意することはもちろん、習性や行動をしっかりと把握したうえで、安全面にも配慮した間取りや動線を考えていきたいものです。

猫や犬が健康に快適に、そして安全に暮らすためには、どのような環境や工夫が必要なのでしょうか。
本記事では、ペットと暮らすのに適した間取りや必要なことについて解説していきます。

ペットと快適に暮らすために


ペットと一緒に暮らすのであれば家を購入する際に、まず犬や猫などペットそれぞれの習性を理解しておくことが重要です。人よりも体格が小さく、生活スタイルも違うペットと暮らすためには数多くの注意点があります。

猫が好きなこと

犬よりも飼いやすいと言われる猫。一人暮らしで飼っている方も多いのではないでしょうか。1日の睡眠時間が12〜16時間ほどあり、仕事などで家を空けている時間は寝ているケースも多いため、犬ほど手がかかりません。

自由気ままという印象の強い猫ですが、立体的で高い場所が大好きです。外にある木や木造住宅の梁などを伝っていく姿を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。

家の中に「キャットウォーク」と呼ばれる猫の通り道を作ることは、猫の運動不足やストレス解消に繋がります。リビングなどの吹き抜けに設置できれば、家族の集まる場所に居場所を作ることが可能。加えて、互い違いの造作棚なども配置できれば、上下運動の効果は高まり猫の楽しみも増えるでしょう。

日向ぼっこのスペースもあると良いでしょう。猫は、日光浴をすることで自律神経を整えていると言われています。体温調節やノミ・ダニなどの害虫駆除にも効果があり健康が維持されます。

他にも、狭い場所が大好きなので、秘密基地のような空間も作ることができればベストです。ペットドアや爪とぎ柱の設置もあった方が良いです。テリトリーを見まわる習性があるため、自由に歩きまわることができるような動線もおすすめです。

犬が好きなこと

「お散歩が大好き!」「走ることなど運動が大好き!」
犬は、思いっきり遊ぶことが大好きです。たっぷり遊ぶことで運動不足を解消し、ストレスを発散しています。
家を建てる際には庭にドッグランを作るなど、なるべく走り回ることができるような間取りを検討することが大切でしょう。家にドッグランがあれば、散歩の途中で疲れてしまうようなシニア犬でも安心です。

外を眺めることも好きです。窓から外を見ている犬を見かけたことのある方はいらっしゃるのではないでしょうか。賢い犬は、外を眺めながら主人の帰りを待っていると言われています。

また、狭い場所や壁に寄りかかるのも好きです。まるで穴ぐらのように狭いスペースは、犬にとって落ち着くのでしょう。ただし、寂しがり屋のため留守番は苦手です。
寝る場所は、寄りかかれるような壁のある狭い場所がリラックスできてベスト。穴掘りも好きなので、穴を掘れるようなスペースも作ることができればより快適かもしれません。

体温調節が苦手で暑さに弱いので、お腹など身体の熱を冷ませるスペースがあると良いでしょう。

ペットも快適に暮らせる間取り


新しく家を建てるにあたって、間取りの検討は非常に重要です。犬や猫などペットを飼っている方にとっては、さらに大きなポイントとなるでしょう。ペットとどう暮らしていくか、どうすればペットも快適に暮らせる家になるかは、間取りによって変わってきます。

猫も犬も人間も、みんなが心地良く過ごせる家にするために工夫できることを考えていきましょう。

玄関から水回りの動線をシンプルに

前述の通り、犬は散歩が大好きです。日課として、1日1〜2回を目安に散歩を行うのが一般的でしょう。散歩から帰ってきたときに、玄関から水回りの動線がシンプルであるに越したことはありません。足を拭いたり、汚れを落としたりするために、洗面室や浴室などが近くにあると助かります。飼い主が散歩後に手洗いうがいをするにも、直行できれば便利でしょう。

さらに、玄関スペースの広さも重要です。スペースが狭いと、最低限のケアをすることもできません。洗面やお風呂までの動線をシンプルにしても、たどり着くまでの廊下が泥だらけになってしまいます。少なくとも、人一人とペット一匹分程度は確保しましょう。

玄関周りにペット用の足洗い場を設置し、お湯を出すことができればなお便利です。

充分な広さのリビングを用意

ペットが安心して暮らすために、家族みんながくつろぐリビングの快適さは欠かせません。遊び場や食事スペースを確保するための充分な広さがあるかは重要なポイントです。

犬は寂しがり屋です。リビングの一角にドッグスペースを作れば、家族の気配を感じながら過ごせるため安心するでしょう。中庭やウッドデッキに面している場所に設置することができれば、そのまま外で遊ぶことも可能となり快適さは増します。

縄張り意識の高い猫は、適度な距離感を大切にします。リビングに設けるのは食事の場所のみにするなど工夫が必要でしょう。リビングの日当たりが良いのであれば、大好きな日向ぼっこの場所も作っておくと良いかもしれません。

独立型キッチンが安心

キッチン周りはペットの事故が起きやすい場所です。食べ物や調味料、サランラップなどの誤飲誤食、ガスコンロでの火傷、包丁など調理器具によるケガなど危険が溢れています。それらの事故を避けるためには、独立型キッチンの採用がおすすめです。

昨今、LDKと1つの空間となったカウンターキッチンやアイランドキッチンが人気ではありますが、安全性を重視するのであれば独立型が良いでしょう。独立型にできない場合は、ペットフェンスが設置しやすい設計の検討をするなど安心できる工夫が必要です。

換気・空調管理は重要

現在は、法令で24時間換気設備の設置が義務化されていますが、それでも換気や空調管理は改めてチェックしておきたい項目です。

一番気を付けたいのは室温です。温度が高すぎたり低すぎたりすると、繊細なペットの体はすぐに影響が出てしまいます。エアコンは設定温度がキープできる機能がある機種が安心。ペットケージは、窓際ではなく少し離れた場所に置く方が良いでしょう。

ペットが自分で体温調節できるように、毛布や冷たい床を用意しておくことも一つの対策です。定期的な換気を行いながら、ペットにとって快適な室温をキープできる環境を整えましょう。

自由に動き回れる回遊動線

回遊動線とは、行ったり来たりせずに、家の中をぐるりと回ることのできる動線設計を指します。
ペットが自由に行き来できる回遊動線を作ることは、ペットの運動不足やストレス解消のためにも重要です。

LDKから廊下まで回遊できる動線、室内を自由に動き回れる動線など、飽きることのない道筋を用意しておくことで、さまざまな動きが可能になるでしょう。

悪天候で外に出られない日や、ペットだけで留守番をしている時なども、家の中が運動できるスペースとして工夫されていればストレスを発散させることができます。

また、家中をぐるりと回れる回遊動線は、人間にとっても生活しやすい間取りと言えるでしょう。

収納スペースの確保

ペットに必要なリードやお散歩用グッズ、おもちゃなどを収納するスペースの確保も忘れてはいけません。ベストと言える場所は玄関です。バーフックやスペースを設けることで、お散歩用グッズを掛けたり足などを拭くタオルを置いておけたりと非常に便利です。

玄関周りは靴はもちろん、ペットグッズ以外にも何かと物が多くなる場所です。靴を履いたまま利用できる土間収納スペースを作ることができれば、汚れても水で簡単に流すことができるので利便性が高いです。

外を眺められる見晴らし窓の設置

犬は動くものに興味を示す習性があります。その習性を踏まえ、外が眺められる見晴らし窓を設置するのもおすすめです。犬の目線に合わせて、床に近い低い位置に作るのがポイントです。動き回る動線を考え階段の踊り場などに設置するのも一つでしょう。お見送りやお出迎え用として、玄関脇に小さな小窓を設けるのも良いのではないでしょうか。

猫も外を見ることが好きです。見晴らし窓の前に座って、のんびり日向ぼっこをする姿が浮かんできませんか?高い場所の方が安心できる猫は、低い場所ではなく見晴らしの良い高所に窓を設けるか、窓辺に家具を置くなど床面よりも高い位置から外を眺められるように工夫すると良いでしょう。

ペットのプライバシーや安全を確保


人間と同じように、ペットにも個別にリラックスができるプライベート空間は必要です。それが「ペットコーナー」と呼ばれるペットにとって非常に重要なスペースです。ペットコーナーは寝床としても、遊んだり食事をしたりする場所としても、何でも自由に使うことができます。

犬ももちろんですが、特に人目を気にする猫の場合はペットコーナーが必須。階段下などのデッドスペースがおすすめです。寂しがり屋で人の気配を感じておきたい犬は、リビングに設置するのが良いでしょう。

また、飼い主の責任として、安全の確保もしっかりと対策する必要があります。人間とは違うペットの習性や行動をしっかりと把握したうえで、気を付けるべきことを洗い出していきましょう。

階段は緩やかに

人が利用しやすい寸法の階段は、ペットにとって負担が大きいでしょう。階段の段差は低くし、距離を長く取ることでできるだけ勾配を緩やかにしましょう。

特に犬は、高い場所での移動が苦手です。直線階段は避け、途中に広い踊り場を作るなどの選択肢も考えてみましょう。段差部分が素通しのスケルトンタイプもおすすめではありません。

高いところが好きな猫は気づけばカーテンレールや冷蔵庫、タンスの上などにいます。階段の手すりに乗っていることもあるほどですが、それゆえの危険性があるため注意が必要です。落下防止用ネットをかけたり、踏み台となるものを遠ざけたりといった対策を検討しましょう。

滑りにくい床材・傷のつきにくいクロス

表面が固くてツルツルしているフローリングは、ペットにとって歩きづらいものです。足腰に負担がかかって脱臼や関節炎になることや、滑って骨折することもあります。

ペットを室内で飼う人が多くなっている昨今、ペット用ワックスや専用マットが多く販売されているため、それらを利用するのも一つです。これから新しく建てる場合は、ペット対応の床材にしておくと安心でしょう。

ペット対応床材と言っても、さまざまな種類がありますが、一番重要視したいのは「滑りにくさ」です。「引っかき傷がつきにくい」という点も欠かせませんが、こちらはクロスにも同様のことが言えます。ペットが壁紙を引っかいてボロボロにすることはよくあること。最初から傷のつきにくいものを選んでおくことで、ストレスを減らせるのではないでしょうか。

ペットフェンスの設置

ペットを室内で飼うにあたって、ペットフェンスの設置は必須です。前述の階段や調理中のキッチンなど、ペットが立ち入ると危険な箇所に設置をします。入ってはいけない場所だと明確にすることは、しつけにも繋がる良い方法です。

道路に面する箇所には、門扉に加えてフェンスを設けることもおすすめ。道路への急な飛び出しを防ぎます。ペットフェンスにもさまざまな種類がありますが、各々のメリットとデメリットを把握し、それぞれのスタイルに合ったものを選ぶようにしましょう。

バルコニーの隙間からの落下を防止する

階段と同じくバルコニーにも危険が潜んでいます。一般的にバルコニーとは、2階以上の戸建てや集合住宅にある住戸から外に張り出しているスペースのこと。地上から高さがあるため転落する可能性が考えられます。

たとえ普段は大丈夫でも、予想しないような状況が起こった時にペットが興奮したりパニックになったりすることはあるでしょう。その様なケースになったとしても、落下防止の対策が施されていれば安心です。

浴室扉は引き戸か内開きに

浴室は、最も事故が起こりやすいエリアと言われています。
まずは、扉からチェックしましょう。扉は押して開けるタイプではなく、ペットが開けにくい引き戸や内開きタイプにすることがおすすめです。

そして浴室の扉は必ず閉めるように気を付けましょう。気づかないうちにペットが侵入すれば、水のたまった浴槽に誤って落ちてしまうことも考えられます。また、石鹸やシャンプーなど、ペットが舐めて危険なものは扉付きの棚など見えないところへ収納しておくことも重要です。

ペットが食べてはいけない植物は植えない

庭でよく見かけるような植物のなかにも、実はペットにとって危険なものが数多くあります。猫や犬がタマネギやネギ類で中毒を起こすことはよく知られていますが、そのほかにも、チューリップやアサガオなど身近な植物で中毒を起こすケースも少なくありません。

どの植物が安全かわからない場合は、ペットの行動範囲に植物を置かないことがベストです。中毒を起こす植物がわかっている場合は、食べないように除去するか囲いをするなどの工夫をしましょう。もちろん最初から植えないことが一番安心です。

まとめ

ペットは動物ですが、家族同然の大切な存在でしょう。人と同じ様にペットにも快適に過ごして欲しいと思うことは当然の気持ちです。人とペットそれぞれのプライベートスペースを分けたり、傷や汚れが付きにくい装材を選んだりと、工夫次第で快適さを上げていくことは可能です。

ペットにとって暮らしやすい家を造るということは、人間にとっても住みやすいものを造るということです。人もペットも快適にそして安全に暮らせる理想の家を目指してください。

弊社は柏市、松戸市、市川市、船橋市を中心に地域密着のネットワークを活かし不動産に関わってきました。
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過去に様々なお悩みを持ったお客様も弊社で住宅ローン審査を通過した実績が多数ございます!
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※こちらの記事は2023年2月時点の記事になり今後法改正などにより変更になる可能性がございます。

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